八郎潟を攻略
前回の記事では、早春のバスは居るけど喰わない事や、シャローを目指して行動するけど、どういった所を気を付けなければいけないのか?と言ったことを書きましたが、今回は、そういった状況をどんなルアーで攻めていくのが効果的なのか?実際に私が八郎潟に通っていたころに使用していたルアーをご紹介しながら解説していこうと思います。前回の記事を読んでいない方は初めにそちらからご覧ください。
早春の八郎潟攻略ルアーはコレ!
私の八郎潟のシーズン開幕は基本的には3月末から4月初め位で、八郎潟の氷が解けて高速道路に雪や凍結が無く安全に通行できるようになってからでした。岩手県の北上市というところから通っていたので秋田道の路面状況が一番のネックになっていました。(ボートをけん引しなくてはいけなかったので)
早春に狙うべきポイント
ボートでの八郎潟開幕の直前にオカッパリにも行ったことがありましたが、結局釣れたルアーはボートでも早春によく釣れるルアーでした。オカッパリに行った際のポイント選びで最も重要な要素は何だと思いますか?
どんなポイントが良いと思う?
餌になる小魚が多いところかなぁ?
早春のタイミングだと餌に関してはそこまで重要じゃないんだ
餌に惑わされることが多いんだけどそれよりも重要なことがあるんだよ
水温?
確かに水温も重要だよ。それと風向きも大切。冷たい風が当たっていたらあまりよくないね
越冬場所の周りかな?
ほぼ正解かな。
重要なのは水深だよ。春は日中水温が上がったらシャローに差すとか言うけど実際はほとんどの場合深いところに居るし、特に浅いところが多い八郎潟だから深いところに居たいんだと思う。
シャローに差すのはもう少し後ってこと?
実際には早い段階でもそういったバスもいるはずだけど、どちらが多いか考えてみることが大切だよ。理想を追うより確率が高い方を狙うべきだよね!
オカッパリでは基本的に水路になると思いますが、少しでも水深があるようなところに身を寄せていることが多くなります。これはボートでも同じで、シーズン開幕直後に狙うべきポイントは水深があるストレッチです。
東部承水路で例を挙げると、私がシーズン開幕直後によく行っていたポイントは通称「マックスバリュー前」というところです。
新生大橋を越えて一つ目のカーブ辺りから次のカーブの辺りまでをよくやっていました。ここのストレッチを流していくのですが、ファーストブレイクにバスがいるのか?セカンドブレイクにバスがいるのか?を意識することと、水中岬や小さな張り出しがあるのでそういった所にバスが多いのかを見極めていきます。ここのポイントはセカンドブレイクがバンクによっているので岸の近くでも割と水深があるので春の定番ポイントでもあります。(現在はどうかわかりませんが…)
使用するタックルとは?
シーズン開幕直後の八郎潟には欠かせないタックルが2つあります。一つは巻きモノ用で、もう一つは喰わせ用です。
両タックルともタックルバランスが絶妙なのでほかのタックルでマネができないのですが一応参考までにご紹介します。
【巻きモノ用タックル】
ロッド:スーパートリックスターSTC-60L₋ASもしくはブラストビーツBBC₋61L-AS
ライン:フロロ8lbリール:アルデバラン
【喰わせ用タックル】
スーパートリックスターSTC-63UL-STもしくはブラストビーツBBC₋62ML-LST
ライン:フロロ5lb~6lb
リール:アルデバラン
※スーパートリックスターの方が良いのですが、はおそらくメーカー在庫がないと思いますので、新品を買ってみたいという方はブラストビーツをご購入ください。
上記のタックルはロッドがかなり特殊です。巻物用はオールソリッドモデルで、喰わせ用はソリッドティップでかなり柔らかいモデルです。ここまでやる必要は無いですが、誰よりも釣りたいという方は試してみるといいと思います。
リールはアルデバランと書きましたが、軽量のルアーを投げれるモデルで、リールの自重も軽ければ何でも大丈夫です。
ラインはかなり細めをセレクトしていますが、ここが重要!
この細さのラインで八郎潟のデッカいバスを相手にするわけなので必然的にラインブレイクは起こります!必ずと言っていいほど起こります…当時の私のタックルでとりあえずルアーとラインを取り入れた人のほとんどがラインブレイクしていました…
しかし!私はラインブレイクをした記憶がほとんどありません、理由は簡単ですよね?タックルバランスが整っているからです。ラインの細さに対してロッドの硬さやフッキングの仕方が適切であればラインブレイクの確率は激減します。
タックルバランスについては以前シリーズ化して書いていますのでそちらをご覧ください。
使用するルアーは?
それでは上記のタックルで使用するルアーをご紹介いたします。
巻きモノ用のタックルで使用するルアーは【フローシャッドシリーズ】です。
このフローシャッドに関してはまた別記事で書かなくてはいけないほど奥が深いのですが、当時の八郎潟では良く釣れました。フローシャッドには種類があって潜行深度が違いますが、すべて使い分けると釣果が伸びるのでお試しください。
次に喰わせ用のタックルで使うルアーは【OSP ドライブクローラー5.5”】と【ZBC スワンプクローラー】です。
ドライブクローラーとスワンプクローラーはネコリグで使用します。
シンカーは基本的には0.9gか1.3gを使用していましたが、このウエイトを軽く感じる方が多いと思いますが、なぜこのウエイトなのか?
八郎潟では早春のネコリグは非常に有効で、オカッパリでもよく釣っていたのはネコリグでした。
シンカーのウエイトを軽くした方がいいことってわかる?
んー。フワフワ動かしたいとか?
ルアーの動きよりも重要なことで、八郎潟で釣りをしたことがあれば分かるよ!
なだろう?八郎潟ならではってことか…
正解は
根掛かり軽減のためだよ!
上記のやり取りは、くだらないようで実は核心を突いているのは私のブログの読者ならわかると思います。八郎潟のリップラップは信じられないほど根掛かりが多いです…
根掛かり=ストレス!
皆さんはせっかくの休日に大好きなバス釣りをしていてストレスを感じたくないですよね?そのストレスを最小限にする方法の一つとしてるシンカーのウエイトを軽くするのが有効です。
この軽いウエイトのルアーを高次元で使い熟すのにも上記のようなタックルが必要ということに繋がるのです。
ちなみにフックもガード付きのモノを使っていました。
ドライブクローラーとスワンプクローラーの使い分けですが、ドライブクローラーの方が少し太くて水も噛むので八郎潟のようなマッディーレイクには向いていると思いますし、実績はかなりあります。
一方のスワンプクローラーは何と言ってもコスパが良くて非常によく釣れる!八郎潟は根掛かりが多く、バスも大きいのでワームの消耗が激しい事を考えるとスワンプクローラーの方が使用頻度が高くなりますが、どちらもよく釣れます。
さらに、同じクローラー系ワームでも両方使い込んでいくうちにその日の状況で有効な方がわかってくると思います。
今回はここまで!次回は巻きモノと喰わせの出しどころについて「ここでは巻いて」「ここでは喰わせ」的なことを書いていきますのでお楽しみに。
コメント