バサクラ2日目を終えて
本日行われた第33回バサーオールスタークラシック2日目。
1日目の結果を踏まえの2日目でしたが、1日目上位の選手の苦しい時間が長く想像以上の波乱の展開となりました。
バサクラ2日目の結果
初めに2日目の結果からお伝えします。
【2日目の順位TOP5】
1位 橋本 卓哉選手 3匹 3895g
2位 北 大祐選手 3匹 3855g
3位 並木 敏成選手 3匹 3460g
4位 小野 俊郎選手 3匹 3265g
5位 清水 盛三選手 1匹 1380g
2日目の結果を見ると2匹ウェイインした選手は居なく、パターンを構築して3匹以上釣って選手と厳しい状況の中から1匹絞り出した選手と、ノーフィッシュの選手に分かれた感じです。(1匹の選手は6名・ノーフィッシュの選手は9名)
ちなみに、1日目はノーフィッシュの選手が4名でしたが、2日目に9名と倍になったのは、単純に釣れなくなっただけではなく、優勝しか意味が無い試合なので2日目に勝負に出た結果ノーフィッシュだった選手が多かったのではないかと思います。
2日目は4キロを超えるウエイトは出なかったものの、上位5名の中で唯一両日とも上位5名の中に入った選手が居ますが、その選手がそのまま優勝となりました!
第33回バサクラ優勝は?
2日間の合計ウエイトで優勝が決まるバサクラですが、総合順位はコチラです。
【総合順位】
優勝 北 大祐選手 5匹 5690g
2位 江口 俊介選手 4匹 5425g
3位 小森 嗣彦選手 4匹 4805g
4位 小野 俊郎選手 4匹 4470g
5位 橋本 卓哉選手 3匹 3895g
初日1位の江口選手と2位の小森選手の一騎打ちになるのではないかと思われたのですが、初日4位の北選手の逆転優勝となりました!
江口選手と小森選手は二日目は1匹ずつで、あと一匹で優勝と言った状況でしたが、そのあと一匹が遠い苦しい状況でした。
風を味方につけての優勝
2日目は強風が吹くという予報で、その風が誰の追い風になるかがポイントになりました。
まず、初日首位の江口選手は、適度な風が当たっている時間に釣りたかったようですが、風が吹いてきてから、爆風で釣りができなくなるまでの時間があっという間で、メインエリアでの釣りが不能に…初日シャッドで釣っていてメインエリア以外にストロングなポイントを持っていなかったものの、1匹絞り出したと言った感じでした。
初日2位の小森選手は、苦しい時間が続いた後、初日良い魚を釣った会場近くの石積みで起死回生の1匹目をキャッチするも、その後が続かず…前日とは風向きが違い、石積に当たる風ではなかったのが影響していたようです。そんな小森選手に終了間際に待望のバイトがあるものの、キャッチには至らず…勝敗を分けるシーンとなりました。
2日目単日4位のウエイトを持ち込んだ小野選手と、単日2位のウエイトで3度目の優勝を成し遂げた北選手は同じポイントで釣りをしていました。
風が吹いてきてからベイトフィッシュ(シラウオ)の活性が上がり、バスやその他の外道の活性も上がった為、2人の居たポイントがスーパーホットなスポットに!
北選手にはカメラが同船していたので北選手と小野選手の動向が映し出されていましたが、北選手はハードルアーをメインに、小野選手はワームをメイン。おそらくこの差が同エリアで釣りをしていた2人のウエイト差になったのではないかと思います。
今大会は最後の最後まで多くの選手に優勝のチャンスがある状況が続く稀に見るドキドキな展開の大会となりました。
見ていた方にもトーナメントにおける一匹の価値がどういったものなのかを感じられるとてもいい試合だったのではないかと思います。
どんな大会でもこういったドラマは起きているのがトーナメントの素晴らしさであり楽しさでもあります。
個人的には、普段は秋開催のバサクラですが、春開催だとバサクラを見た多くの人が釣り欲がUPしますし、トーナメントにも興味を持ち出たくなる方が出るのではないかと思ったりしました。(春の方がシーズンインしたばかりなのでルアーも売れるから良いような…)
田辺プロのバサクラ引退
一日目の試合中に突如、田辺プロのバサクラ引退宣言が出ました。
田辺プロはバサクラが始まった当初から出場している数少ない選手ということで、今大会の表彰式の後にステージ上で花束が贈られました。
田辺選手が過去を思い返して涙するシーンの途中、放送の都合で切れてしまい最後まで見られなかったのは残念でしたが、田辺プロのバサクラ引退は一つの歴史が終わる瞬間でもあると思いました…
それにしても今大会は見ごたえがありましたね!
第33回バサーオールスタークラシックの詳細は公式ホームページでチェックしてください。
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