マイボートへの道番外編

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トレイルするのに必要なもの

けん引免許

バスボートをけん引して公道を走っている車を見たことはあるでしょうか?見たことがある方は分かると思いますが、それだけでカッコいい! そんな姿に憧れて自分もマイボートをけん引したいという方は多いのではないかと思います。では、けん引するのには何が必要なのか?一番最初に多くの方が疑問に思うのは『けん引免許』。ボートをけん引するのだからけん引免許が必要だろうと思いますが、けん引免許が必要な場合の条件があります。けん引免許は【自走しない状態の車両総重量が750kgを超える車(重被牽引車)を牽引する場合に必要です】つまり、トレーラーとボートの重量の総重量が750㎏を超えなければ必要ありません。アルミボートや小型のバスボートであればけん引免許は必要ありません。750㎏を超えるバスボートをけん引したい方はけん引免許が必要になりますが、けん引免許を取得する方法は『自動車教習所へ通って取得する』か『免許センターで一発試験で取得する(一発試験をやっていない免許センターもあるので最寄りの免許センターに事前にお問い合わせください。)』このパターンがあります。運転技術に自信がある方は後者にチャレンジして取得するのが時間とお金の節約になります。前者のパターンはオーソドックスに12時間の実技講習と約15万円ほどの料金(教習所によって違う)を支払って取得する方法です。

連結検討書(950登録)

けん引免許の有無に関わらずけん引に必要になってくるのが、『連結検討書(950登録)』です。この連結検討書とは、牽引車の性能でトレーラーが安全に牽引出来るかどうか計算したものです。これは車検証に記載される項目ですのでお近くの陸運支局での手続きが必要となります。最近では牽引車側で連結登録をして『この車で〇〇〇㎏までのけん引可能です』とする場合も多いですが、逆にトレーラー側で『この車でけん引出来ます』と登録することもできます。前者はその重量以内なら誰のトレーラーでもけん引出来ますが、後者はトレーラーの車検証に記載された牽引車のみしかけん引出来ません。おすすめは牽引車側で登録する方です。ボートを乗り換えた場合に再登録する必要がなく、仲間のトレーラーのけん引の手伝いも自分の車でできます。それでは連結検討書の取得方法ですが。2つの方法があります。1つは陸運支局に車を持ち込み実測して数値を出して連結検討書を作成する方法です。2つ目は、車を購入したお店か正規ディーラーで連結検討書を作成する為のデータ(諸元表)を教えてもらい(車種によってはネットで調べることも可能)その車本来のスペックの数値をもって陸運支局に行き連結検討書を作成する方法です。前者と後者では連結検討書の数値が変わる可能性がありますので後者の方法で作成する事をおススメします。難しい計算式に数値を当てはめて作成しなくてはいけませんが、陸運支局の方が親切に対応してくれると思いますので安心してください。費用は自分でやる場合は必要書類1枚の値段のみなので100円以下で作成できます。牽引車用に新たに車を購入する場合はその際に事前に車屋さんに伝えておけばおそらくやってくれると思いますので相談するといいと思います。ボート屋さんでも代行でやってくれるかは不明ですがボート屋さんでボートを購入する際は相談してみるといいでしょう。ちなみに、連結検討書(950登録)をしていないのにけん引をした場合『道路運送車両法違反』となり、ネットで調べてみると30万円以下の罰金や一発免停になるようです。

ETCの再セットアップ

高速道路でETCを利用している方はETCの再セットアップが必要になります。ETC車載器は通常は普通車用にセットされていますが、それをけん引車でも利用できるように再セットアップします。もし再セットアップしていない状態で高速道路を利用すると、出口のバーが上がらず出られません。1軸のトレーラーをけん引した場合高速道路では中型車扱いになりますので、料金も中型料金です。再セットアップの方法ですが、お近くのカー用品店で可能です(イエローハットやオートバックス等)。車の購入時などには事前に伝えておけば初めからけん引車用にセットしてくれますのでお忘れなく。

高速道路料金を安くするには

トレーラーをけん引している状態で高速道路を利用した場合中型車の料金がかかります。それを少しでもや安く利用するにはETC割引の深夜割引を利用するのがおすすめです。午前0時~4時までの間で高速道路の料金所を出入りすると摘要され利用料金から30%割引されます。休日割引も30%の割引率ですが、こちらは中型車は対象外で割引されませんのでご注意ください。高速道路では入り口にある鉄板のようなものを通過する際に何軸の車両が通過したかを計測して普通車・中型車・大型車を判断しているようです。普通車は前後のタイヤで2軸、1軸のシングルトレーラーをけん引した場合は車と合わせて計3軸なので中型車、2軸のタンデムトレーラーをけん引した場合は車と合わせて4軸なので大型車となります。もしETCで普通に出入りした場合はそのままの料金が請求されますが、実は4軸でもボートトレーラーは中型車扱いです。大型バスボートはタンデムトレーラーのものがありますがその場合、高速道路ではトレーラーの軸間が1メートル以内の場合は中型車扱いとなるため出口でETCレーンで出るのではなく係員の方がいる通常の出口を利用して『トレーラーの軸間が1メートル以内です』と伝えてください。そうすると係員の方が軸間を計測してくれて大型料金から中型料金へと変更してくれます。アルミボートでも20フィートのバスボートでも高速道路は中型車扱いで深夜割引も適用されますので大きいボートの購入をお考えの方覚えておくといいと思います。最後にもう一度、『タンデムトレーラーの方は入るときはETCレーン、出るときは係員の方が居る通常レーンです。』

けん引車

ボートをけん引するとしてもどんな車ならボートを引っ張れるのだろうか?これも素朴な疑問として思っている方が多いと思います。基本的には上記の様に連結検討書(950登録)で記載される範囲でけん引可能なのでアルミボートなら多くの車でけん引は可能な様です。しかし、パワーのない車で重いボートをけん引した場合はけん引車の故障の原因に繋がる可能性が高いのでお勧めできません。私の個人的な感覚では排気量で言うと2.7L以上は欲しいところです。2.7Lあればアルミボートなら余裕ですし、大型のバスボートでも坂道は少し大変ですが大丈夫です。そういった意味でも大排気量の車でのトレイルはとてもストレス軽減につながります。大型バスボートをけん引するバスプロにランクル(4.6L)乗りが多いのはこの為ですが、近年はデザインや価格・維持費を考えてクリーンディーゼルのプラド(2.7L)が非常に人気で乗る方が増えてきています。ランクルやプラドの中古車は海外の市場が強いので国内の中古車価格はなかなか落ちることはありません。ボートも車も買いたいけど予算が…という方には、『アメ車』がおススメです。アメ車は日本車だと車種が限られている大排気量の車種も多く中古車なら価格も手ごろで、車種によってはヒッチメンバーが標準装備されている場合があるのでお得感が満載です。しかし、「アメ車って壊れやすいんじゃないの?」と思われているがほとんどだと思いますが、トレイルブレイザーに乗っている私から言えることは「アメ車は壊れます!そのつもりで乗っていれば壊れた時に焦らずに済みますし、感覚で言えばバスボートと一緒です。」とは言え壊れやすい車には乗りたくないのは正直なところですが、アメ車は当たり外れが多いと思います。当たり前ですが、すべてのアメ車が壊れやすいわけではなく壊れない車は全く壊れません。価格が安い分のリスクはありますが一度アメ車に乗ったら離れられない楽しさもあるのでチャレンジしてみるのもいいと思います。

ヒッチメンバー

ボートをけん引する時に必ず必要になってくるのがヒッチメンバーです。ヒッチメンバーを購入する際の注意点ですが、ヒッチメンバーは汎用性が低くその車に合うものを探して取り付けなくてはいけませんのでネット等で中古のヒッチメンバーをお探しの際はお気を付けください。ヒッチメンバーの取り扱いのある車屋さんかボート屋さんに注文すれば間違いないので相談してみるといいと思います。ヒッチメンバーには対応する強度があります。750㎏までのものや2tクラスまでのも等で、アルミボートなら750㎏まで対応のヒッチメンバー、バスボートなら2tまで対応のヒッチメンバーを取り付けてください。ちなみに連結検討書の最大値は1950㎏なので2tまで対応するヒッチメンバーを取り付ければ大型のバスボートでもけん引が可能になります。大きな湖で釣りをする方に多い傾向ですが、アルミボートを購入した為750㎏までのヒッチメンバーを取り付けたのにも関わらず、数年でバスボートへ乗り換えて再び2tまでのヒッチメンバーを取り付けることに…完全に二度手間ですしお金の無駄です。ちなみに私もこの二度手間を経験済みです…ですのでこれをご覧になっていただいているメインフィールドがビッグレイクの方は初めから2t対応のヒッチメンバーの取り付けをおススメいたします。ヒッチボールについても聞かれることが多いのですが、基本的には2インチボールが一般的です。

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