ドライブスリーブ交換と定期点検のススメ!
今回は、ボートのエンジンを何かにヒットさせてしまった場合に一番最初に壊れるドライブスリーブいわゆるブッシュについて書いていきます。
ドライブスリーブとはエンジンのプロペラのとプロペラシャフトの間に入っているプラスチックのパーツで、簡単に説明するとこのパーツがある事で例えばエンジンのペラを走行中に軽く立木にヒットさせてしまった…と言った場合にエンジン側のプロペラシャフト等の破損をドライブスリーブが壊れることで身代り的に防いでくれるパーツです。(だからプラスチックで出来ています。)
ドライブスリーブは軽くひび割れているだけでもエンジン本来のポテンシャルを発揮すことが出来なくなるので、【最近プレーニングが遅い…】【回転数の割にはスピードが出ない…】といった症状の原因になる場合もあります。
また、大きく破損した場合にはギアを入れても空回りして走らなくなったり、回転数を上げてもスピードが全然出ない…などの症状がでます。
燃料系のトラブルでも同じ症状が出る場合があるので、まずは簡単な所からチェックするためにドライブスリーブを見てみると良いです。
ドライブスリーブのチェック&交換はプロペラを外せば簡単にできます。
まずはプロペラを固定しているナットを外します。
写真のように木の板を挟むとナットを安全に緩めることも締め付けることもできます。
ナット等は無くさないように気を付けましょう。
内側の破損しているのがドライブスリーブです。
ここまで破損しているとギアを入れてもほとんど前には進みません…さらに、ドライブスリーブ自体が固着してプロペラからなかなか外れないので取り除くのがかなり大変…
壊れたドライブスリーブを外したら新しいものを取り付けて終了ですが、その前にプロペラシャフト等が汚れていたら綺麗にして軽くグリスを付けてからプロペラを取り付けると良いですよ。
オフシーズンの間にプロペラを外して点検してみるのはおススメです。今回ご紹介したドライブスリーブだけでなく、気づかないうちにラインが絡まっている場合もありますからね。
コメント