八郎潟を攻略
今回は真夏の八郎潟の攻略法をお伝えしたいと思います。
夏の八郎潟と言えば【アオコ】ですよね(笑)。アオコが発生して水温が20度後半になるとバスも人もヘロヘロの状態…そんな状況を打破するための方法を解説していこうと思います。
ちなみに、前回までは割と釣りやすいアフター回復バスの攻略法を解説していますのでまだ読んでいない方は先にそちらをご覧ください。

真夏の八郎潟を攻略
真夏の八郎潟は先ほど言ったようにアオコとの闘いとなります。
そして、アオコを攻略することが真夏の八郎潟を攻略する事にも繋がります。
アオコの基礎知識
意外と知らないアオコの正体ですが皆さんご存じでしょうか?
【アオコ】
・植物プランクトン(ラン藻)が大量発生したもの
・悪臭がする
・抹茶色でドロドロ
・光合成をする→ほかの水草が光合成が出来なくなり繁殖できない
・浮き袋がある(浮いたり沈んだりする)
・富栄養化=窒素やリンなどの栄養物質が多く流入すると大量に増殖する
・溶存酸素量の減少原因=酸欠
・魚のエラに詰まり呼吸できなくなる可能性もある
上記のようなことを考えると、魚にとっては良いことがないですよね。更に、ラン藻の中には有毒な種類もあるようです…
ちなみに、大量発生原因の一つのリンですが、家庭用洗剤からの「有機リン」も含まれています。
アオコを避ける
アオコはバスにとっていい要素が無いことが分かったと思いますが、そう考えると、必然的にアオコを避けて釣りをすればいいという事ですね。
アオコは浮袋で浮き沈みは出来るのですが、他の移動はできないので、流れがあればその流れに乗って動きます。つまり、流れがあるところにはアオコが少ないという事になります。

流れがある川にはアオコは少ないよね

八郎潟の川はあまり流れが強くないけど…

上流に行けば行くほど流れは生まれるよ

そっか!じゃあ川は夏の定番スポットだね

上流は釣りやすくはなるけど魚影はそんなに濃くないから粘り過ぎには注意だよ

川以外だとどこが良いと思う?

八郎潟の場合は大部分がアオコで覆われるからなぁ…

流れと言う観点で考えると、
風も重要なファクターだね!

風か~なるほど!
風下はアオコのが濃くなりすぎてダメだね

実はその考えが重要でなんだよ
真夏のアオコ大量発生の時は良い場所の方が少ないからね

最悪の条件のポイントを外して少しでもいい条件のポイントを見極める必要があるってこと?

そうだね。
一見アオコが溜まっているように見える水門でも
水中の中では水が動いているからバスがいるとかもあるよ

アオコのシェードが釣れるっていうのも聞いたことあるね

それも水中がバスにとってそんなに悪い条件じゃなってことだね。
真夏のバスの状況による釣り方
真夏の八郎潟は水温が30度くらいまで上がってしまう為、それだけでも釣りづらいのに加えてアオコ…
アオコに気を取られていると、アオコが少ないから釣りやすい!と思いがちですが、高水温も攻略しなくてはいけません。
夏のバスが好きなポイント
・シェード
・流れ
・酸素が豊富
・ベイトが多い
これに加えて、暑いので出来るだけ消耗したくない、動きたくないバスの行動量はアフター回復の時期に比べて激減していると考えていいと思います。
こうなってくると
・釣り方はどうしたらいいのか?
・メインベイトは何なのか?
そういった事を考える必要があります。

メインベイトの方が考えやすいから最初に
何を捕食していると思う?

動きたくないと言えば!
アフターの時期を思い出すと『甲殻類』!

正解!
ここで再び甲殻類系をよく捕食するようになるよ。
アオコの上をエビが跳ねた後があったりするよね?

あれが目印になるのかぁ!

バスに追われてぴょんぴょん跳ねているのもたまに見るよね。

甲殻類以外に小魚を食べているバスは居ないの?

もちろんいるよ!
アフターの時期と違って体力が無いから小魚を追わないわけじゃないから条件次第では小魚を捕食するよ

流れがあって、水がいいエリアとかかな?

そうだね。
それと、水温が下がっている朝マズメの時間帯はベイトフィッシュを捕食している可能性が高くなるね。

日中はバス自体のやる気スイッチが入っていないから釣りづらいってこと?

そうだよ。
という事は!?

居るけど喰わない…

居るけど喰わないバスは既に早春の時期に攻略しているよね?

なるほどー!

リアクション&喰わせだね

今回はここまで!次回は真夏の八郎潟で居るけど喰わないバスに有効なルアーをご紹介します。
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