【バス釣り上達法】メディアを活用して上達しよう
前回ご紹介したバス釣り上達法は、【とにかく釣りまくって魚を釣るという事】や【魚を釣る動作を身に付けることが大切だという事】等をご紹介しましたが、今回は視点を変えて家の中で出来る方法をご紹介いたします。
釣りが上手くなる為には釣りに行くしかないのですが、【行きたくてもそんなに行けないよ!】と言う方も多いと思います。
今回ご紹介するバス釣り上達法はそんな方の為にご紹介したい方法なのですが、まず皆さんに考えて頂きたい事は【釣りが上手い人は下手な人と比べて何が違うでしょうか?】
その答えは、生まれ持ったセンスを抜きに考えると【経験値】と【知識】だと思います。
経験値も知識もどちらも実際に釣りに行くことで現場から得られる事がほとんどですが、知識の一部は釣りに行かなくても少しは得ることが出来ます。
その方法は【メディアの活用】です。
メディアを活用しよう
現在は各メディアが発達しているのでそこから多くの情報を得ることが出来ますが、そのメディアから得られる情報を知識に変換できるかがポイントです。
例えば、とある動画を見ながら『この時期にこのルアーが釣れる』という情報があったとしたら【この時期のこの状況だからこのレンジをこのタイプのルアーでこう釣っていくのが効果的で、カラーやルアーのサイズはこんなのが有効だ。つまりバスの状況はこうで、こんなコンディションのバスが狙える】と言うような事を読み取る必要があります。
動画を深読みする
上記の例で何が言いたいのかと言うと、現在の各メディアの多くはメーカーの宣伝がメインです。
動画を深読みできない方にとっては『この時期にこのルアーで釣れる』と言う宣伝を見るとそのルアーがどこの湖でも通用するように見えてしまい、そのルアーが凄いルアーに見えてしまいます。
まあ、ルアーが凄いのはいいのですが、そのルアーが凄い!と言うだけではそのルアーの情報なだけであってそこからバス釣りとしての知識は得られません。
そのルアーの特性を考えることによって上記した様な深読みも出来、そのルアーが良いのかよりも、その状況で【どうやって攻めるのが効果的だとかその攻め方だから釣れたのか】と言うような見方が出来ます。
ホームレイクに落とし込む
次に、動画等のメディアから得られた知識を、自分の通っているフィールドに落とし込む必要があります。
例えば、動画等のメディアで『春は10インチストレートワームのステイ効く!』と言う情報を得たとします。
それをそのまま鵜呑みにして、20㎝のバスしかいない池で10インチのストレートワーム使っている人がいたら思いますか?
これは極端な例ですが、【メディアで見る理想とホームレイクの現実がマッチしていない、マッチさせることが出来ない方が多いです。】
つまり、情報を知識として捉えられていない証拠というわけですね。
なぜ?から始める
上級者の方は動画などを見ても簡単に深読みが出来る為、メディアの宣伝に踊らされることは少ないです。
一方で初心者から中級者の方は深読みをしても、もともとの知識量が少ないので核心的な答えが出てこなく深読み自体が困難な為、動画等で紹介されているめちゃくちゃ釣れるルアーの凄さやメディアに出ている人(プロ)の解説力やスキルの高さしか入ってきません。
そんな初心者から中級者の方は、いろんな釣り人(プロ)の動画や解説を見る際に【なぜ釣れたのか?】【どんな状態のバスを釣ったのか?】これを重点的に見たり考えたりすれば良いので、極端に言えばその時の有効なルアーの話はとりあえず聞き流して大丈夫です。
この見方を繰り返していると、本物のバスプロの方々の解説は状況が似ていれば必ず同じような事を言っているのに気が付きます。
つまり、【核心は変わらないという事です!】
その核心を見極めることを繰り返していくと知識として身についていくと思います。それを実釣で試したりしていくにつれて、メディアから様々な事が得られるでしょう。
そうなってから動画を見ていると、釣り人(プロ)が違っていても『また同じこと言ってる』と気づいたり、『要するにこういうことでしょ!』とメディアから得られる情報分析が容易になります。
メディアに出ているプロを疑う事も大切?
雑誌や様々な動画に出ているトーナメントプロやメディアプロの人達が居ますが、深読みの技術が身についていくと、本物とそうじゃない人が見分けられるようになってきます。
すると、【トーナメントプロの凄さも直ぐに分かるでしょう。】
もちろんメディアプロの中にもすごい方が居ますが、『この人何言ってんの?』と思う方も居るのが正直なところです。
そんなメディアプロの方はいわゆる【謎理論】を展開している方が意外と多いです。ローカルのプロ?にも結構見られる現象で、それを当然のように話していますが少し考えると的外れなことを言っている場合が多いです。
大切なのは、そういったメディアプロやローカルで有名な方が言っていたり発信していたりする情報に踊らされずに、本物のプロから知識として有効な部分をしっかり見極めて自分の中に増やしていく事がバス釣りの上達に繋がります。


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