12フィートのアルミボートの利点を解説
前回の記事では【12フィートのアルミボートは利点があり過ぎる】という事で、その利点について前半部分を解説してきましたが、今回はその続きとして後半部分を解説していきます。
私が考える12フィートのアルミボートの利点はコチラです。
【12フィートのアルミボートの利点】
★湖上での取り回しが良い
★バスボートが入れないシャローに入り込める
★1人分のタックルなら十分置くスペースがある
★操船が楽
★ボートの揚げ降ろしが楽
★牽引が楽
★けん引免許が不要
★大きい牽引車が不要
★桧原湖の大きさの湖なら移動がそれほど苦にならない
★維持費が安い
★中古艇の価格が安い
★カートップも可能
★自分仕様に作り替えるのが簡単
★エンジンも大型のものと比べ壊れにくい
★トレーラー車検を受ける時楽
前回の記事では上記した利点のうち上半分(緑の文字)のところまで解説しましたので今回はその下半分(オレンジの文字)を解説していきます。
【桧原湖の大きさの湖なら移動がそれほど苦にならない】・【維持費が安い】
【桧原湖の大きさの湖なら移動がそれほど苦にならない】という事ですが、これはアルミボートとバスボートの大きな違いの一つでもある移動スピードについてで、アルミボートで多く使われる10馬力のエンジンでも大丈夫なのか?という疑問です。
大きな湖の場合は移動のスピードの違いが釣りの時間に大きな影響が現れますが、桧原湖くらいの規模の湖なら大移動を繰り返さない限りアルミボートでも十分な釣り時間が確保されます。
もちろんバスボートの方が圧倒的に速いのですが、無駄な移動をしなければアルミボートの方がかなり不利…とまでは言えないと思います。
ちなみに、10馬力のアルミボートで桧原湖全域を回れるのか?という事をよく聞かれるのですが、答えは【桧原湖全域は余裕で回れます】。桧原湖でボートの釣りをしたことがあり方なら分かると思いますが、湖上に出るとそれほど広さは感じない湖です。
北エリアから南エリアまで走ってもそれほど時間が掛かるわけでも無いですし、北と南を何往復も行ったり来たりするような魚の探し方をしていたらパターンを掴むのは困難でしょうね…
桧原湖の場合はポイントとポイントが近くに有り、大きく移動しなくても状況が異なるシチュエーションやポイントが多いので基本的には小移動をすることが多くなるります。そういった意味でも小回りが利くアルミボートは有効だという事にも繋がってきますね。
つぎに【維持費が安い】という事ですが、過去にアルミボートの維持費について書いた記事があるのでそちらをご覧いただいた方が分かりやすいので下のリンクの記事をご覧ください。
アルミボートで一日釣りをした場合の費用は5,000円以下になりますので、車のガソリン代や食事代を含めても休日に遊ぶ趣味としては思ったよりもお金のかかる趣味では無いという事がわかります。(彼女や奥様を説得するのに使ってください(笑))
ちなみに、私がアルミボートを所有していた頃の保管場所は、当時アパート暮らしをしていたのでアパート駐車場に置いていました。
車を置く駐車場に加えてもう一台分契約して、そこにアルミボートを置いていましたが、12フィートのアルミボートのトレーラーの長さなら普通車の長さとさほど変わりないので置くことが出来ました。
もし、私と同じように普通車の駐車場に駐艇しようと考えている方はあらかじめトレーラーの車検証を見て全長を調べてみれば駐艇可能かどうか判断できますよ。
自分の家などで保管場所が確保できない場合は駐車場代が維持費にプラスされたり、駐車場が見つからなかった場合にはマリーナの駐艇場に駐艇することになるのでその分の維持費が掛かることになりますのでご注意ください。
【中古艇の価格が安い】・【カートップも可能】
【中古艇の価格が安い】という事ですが、12フィートのアルミボートの中古艇の価格ですが、購入方法にもよるので一概には言えませんが予算が30万円くらいあれば買えると思っていいでしょう。
装備がしっかりしていて状態が良い綺麗なボートが欲しのであれば当然値段は上がりますが、中古艇の場合は船体とエンジンさえ状態が良ければデッキや装備は購入後に自分流に修理&カスタマズが可能なのがアルミボートの良い所です。(DIYが好きな方には特におススメ!)
購入方法などを解説した過去記事がありますので詳しくはコチラをご覧ください。
つぎに、【カートップも可能】という事ですが、何度も言っている通り12フィートのアルミボートはとても軽いのでトレーラーではなく車の上にボートを載せて運ぶカートップが可能なのです(船体が重くてカートップに向かないアルミボートもあるのでご注意ください)。
カートップにすることの最大の利点は、維持費を更に下げる事が出来るという事です。トレーラーが無いという事は、トレーラー車検代とトレーラーの自動車税が無く、駐艇場もどこか立て掛けておける場所があればOKですし、高速道路を利用する場合は普通車扱いになります(トレーラーは中型車)。かかる維持費と言えばボートの船舶検査が3年に1回あるのでその費用だけです。
しかし、維持費が下がる代わりにボートを車の上に載せる手間と時間と体力が掛かってしまいます。
釣りの準備はボートを車の上から降ろしてエンジンやエレキなどの取り付けから始まり、釣りが終わったらエンジンやエレキ等を取り外し再びボートを車の上に載せます…トレーラーと比べて大変ではありますが維持費を抑えたい方にはおすすめです。
【自分仕様に作り替えるのが簡単】・【エンジンも大型のものと比べ壊れにくい】
【自分仕様に作り替えるのが簡単】という事ですが、アルミボートの場合は作りがとても単純なので日曜大工感覚(DIY)でボートをカスタマイズできます。カーペットの張替えも簡単ですし、アングルを組み込んでデッキに扉を付けてストレージを作ることも簡単にできます。
エレキの取り付けや魚探の配線なんかも簡単にできますので、自分仕様に作り替えて快適なマイボートを作ることが出来るので大きなおもちゃ感覚なのがアルミボートの良いところですね。
【エンジンも大型のものと比べ壊れにくい】という事でエンジンについてですが、ボートのエンジンはよく壊れるというのは皆さんも聞いたことがあると思います。
例えば、200馬力以上の大きなエンジンと12フィートのアルミボートで使う10馬力程度のエンジンで比べた場合、何故か小さなエンジンの方が故障が少ないです。
もちろん個体差があったり、中古のエンジンの場合は必ずそうだと言う訳ではないですが、私の経験上は馬力が小さいエンジンの方が故障が少ないですし、例え故障した場合でも大型のエンジンと比べてパーツ代が安く、修理費も少なく済む場合が多いです。
【トレーラー車検を受ける時楽】
【トレーラー車検を受ける時楽】という事ですが、トレーラー車検は普通ナンバーの場合は毎年受ける必要があります。これが結構手間です…
トレーラー車検を代行してくれるお店に依頼するとその分の費用が掛かってしまいますので、その費用を節約するためにも自分でトレーラー車検を受けようとした場合にボートをトレーラーから降ろした状態でトレーラーを車検場に持ち込まなくてはいけません。
つまり、ボートをどこかの水の上に浮かべてから車検を受けに行き、車検が無事に終わって戻ってきてから再びボートをトレーラーに乗せるという事をやらなくてはいけません。面倒ですよね…
しかし、12フィートのアルミボートは水の上に浮かべる必要がありません!
なぜなら、アルミボートは軽いので人力でボートをトレーラーから降ろすことが可能なのです!
人力でボートをトレーラーから降ろして船体にダメージが無いところへ置き(木の板などを敷けばOK)車検が終われば再び人力でボートをトレーラーに戻すことが出来ます。2人以上でやればより簡単ですが、その気になれば1人でも出来るのが12フィートのアルミボートです。
【まとめ】
前回と今回の記事では12フィートのアルミボートの利点を解説してきましたが、非常に自由度が高く楽しめるボートだという事が分かっていただけたと思います。
欠点は安定性が低い事と、荒れた時に危険だという事くらいです。
そうは言っても、桧原湖の場合は危険だというほど荒れることも少ないですし、荒れる予報なら釣りに行くのを控えるか、風が強いものの風向き次第でボートが出せるような状態の場合でも湖上に出てから風裏を探して釣りをすれば問題ないでしょう。
安定性が低いという点はある程度慣れますのでご安心ください。(足腰が弱い方や、疲れを最小限にしたいという方はFRPのボートがおすすめです。)
桧原湖のみならず、小規模な湖や川などでは最高の相棒になってくれるアルミボートの利点を解説してきましたがいかがだったでしょうか?
マイボートの購入をご検討されている方の参考になれば幸いです。
コメント
あとは、デッキを外してスノコでも敷けばバスのオフシーズンに海でも大活躍することが出来ますね!バス専門の人は悲鳴をあげるような行為?