ゴールドワークスの匠ベアリングが凄い!
以前私のブログでもご紹介したゴールドワークスさんの匠ベアリング「加藤式」ですが、その後もとても好評の様でゴールドワークスさんのHPからの販売だけではなく何店舗かのショップさんでも取り扱いがスタートしているようす。
現在の匠ベアリングはラインナップは下記の通りです。
匠ベアリングラインナップ
ベイト用の「匠ベアリング 加藤式」「匠ベアリング 本多式」「匠ベアリング 遠投式」
スピニング用の「匠ベアリング コクチ式」「匠ベアリング 多芸式」
ハンドルノブ用の「匠ベアリング 自転式」「匠ベアリング 無転式」
フルベアリングの「匠ベアリング 究極式」
FlagShipシリーズとしてビッグベイト専用の「匠ベアリング 大夢式」
2019年4月に販売をスタートさせた加藤式と本多式に加えて様々な味付けがされたベアリングが登場しています。
匠ベアリング加藤式を1シーズン使用してみた感想
加藤式は名前の通り私の要望に応える形で登場したものですが、今シーズン使い続けた感想を書いてみようと思います。
今シーズン導入した匠ベアリングの加藤式ですが、導入したと言っても所有しているリール全てに取り付けたわけでは無く、あえてスピニング1台とベイト1台ずつのみで、他のリールはそのままの状態で使用していました。
なぜ所有している全てのリールに導入しなかったのかと言うと、耐久性を確かめたかったからです。今シーズンはありがたいことに多くのゲスト様が桧原湖に来てくれました。それに加えてトーナメントでの使用ということは、ガイドとガイドのプラ・トーナメントとトーナメントのプラ・更にプライベートでの釣りをしていたのでトータルの釣行日数はかなり多かったです。さらに、ガイドとトーナメント時は天候関係なくボートを出して釣りをしますので、雨だから今日は止めておこう…ということはなく常にタックルを酷使してきました。
そんな状況において純正のベアリングに比べてどうなのか?純正のパーツはベアリングのみならず、様々なユーザーに対応するため丈夫に作ってありますし、グリスやオイルも粘度が高めな上に多めに塗られています。そうすることによってタックルが多少雑に扱われてもトラブル軽減にもなり、クレームの軽減にも繋がるという事です。ユーザー数が多い総合メーカーが本当に特化したものを作りづらいのは釣具店スタッフをやっていたということもあり良くわかります。なので、特化したもは総合メーカーではなく、それに特化したメーカーに任せているといった感じですね。(ベイトフィネスリールがメーカーから発売されたタイミングですごく感じました。)
と言うことで、匠ベアリングを導入したリールと何もしていない状態のリールを比べながら1シーズン使い続けましたが、結果から言いますと、「匠ベアリングは想像以上にタフ」です。
耐久性問題無しの国産ベアリング
匠ベアリングの回転性能は驚くほど良いのですが、問題はその状態がどれほど続くのかという事です。導入して最初は良かったけど1か月後には純正のベアリングと変わらない…なんていうのは問題外。それを比べながら1シーズン釣りをしていましたが、最後まで純正のベアリングよりも圧倒的に回転性能が良く快適に使用することが出来ました。
匠ベアリングの加藤式は低粘度のオイルを使用している為、ハンドルを回した時の初速が早いと言うか、レスポンスが抜群に良くなるため、スローな釣りには超有効です。今シーズンの桧原湖では夏のライトキャロとヘビキャロや秋のダウンショットなどスローな釣りの展開が多かったのでかなり重宝しました。試合の時だけでなくその時期のメインになるロッドに匠ベアリングのリールをセットしていたので何もしていない他のリールよりも酷使していたのにも関わらずの結果なので本当にタフなんだと思います。
さすが国産ベアリングと言った感じでしょうね!
究極の自己満足!?
ここまで匠ベアリングが凄く良い!と言う内容で書いてきましたが、一つ大きな問題があります。それは…匠ベアリングを導入しなくてもバスは釣れるということ!
これは紛れもない事実で、場合によってはベアリングが変わったからと言って釣果は変わらない。と言う人もいます。
私の意見としてはベアリングによって釣果は変わると思います。極端に言えばトータル2,000円のタックルと100,000円のタックルで釣りをした場合どちらの釣果が上でしょうか?
分かりやすいように金額を書きましたが、この金額差で生じる違いは、釣りのしやすさ・快適さです。高級なロッドは軽くなったり感度が上がったり、高級なリールは軽くなめらかスムーズに回すことが出来ますね。つまり、いかに釣り人にとって快適な状態で釣りをするか、出来るかが釣果に繋がるという事です。
そう考えると、ベアリングを変えることで更なる快適さを得られれば釣果に繋がることになります。更に付け加えるなら、ベアリングの変更は何気なく釣りをしている時よりも、ここ一番で集中しているときの方が変化に気づきます。なぜかというと、集中力が上がることで釣り人自身の感度が上がっているからです。
そうは言っても、結局釣りはどのラインで満足するかです!
前回書いたことに繋がりますが、今のままでも楽しめているならそれで問題はありません。どこのラインに満足点を持っていくかでベアリングの世界も楽しめる人がいるという事です。
ゴールドワークスさんは「究極の自己満足」という事を掲げていますが、まさにそういう事で、リールの持つ性能を自分好みのセッティングに突き詰めていく事で満足する。その手助けになるベアリングを作っているから「究極の自己満足」なのです。
バス釣りはいろんな楽しみ方があって本当に面白いですね。東北ではオフシーズンに突入した方も居ると思いますが、オフの間に匠ベアリング導入してみてはいかがですか?
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